RETRO INSTRUMENTS STA-LEVELのオリジナルビンテージGATES STA-LEVELとの比較動画

国内正規販売から話題を集めるRETRO INSTRUMENTS社、そのラインナップの中でも代表的なモデルSTA-LEVELのオリジナルビンテージGATES STA-LEVELとの比較動画を公開しています。

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GATES STA-LEVELはバリアブルミュータイプのリミッターとしてFAIRCHILD 660/670や現代であればMANLEY VARIABLE MU COMPRESSOR等と同様のリダクション方式となり不自然なコンプ感の無い自然なリダクションとその際に発生する豊かな倍音、そして2種類のリリースパターンでソースを選ばず1960年代に活躍したレコーディング史に残る名器です。

RETRO INSTRUMENTS STA-LEVELはオリジナル同様の”SINGLE””DOUBLE”を備えています。
“SINGLE”モードではリニアなカーブのロングリカバリーとなり、ボーカルやベースまたはマスター(新しいRETRO STA-LEVELではステレオリンクも可能!)に適しており、”DOUBLE”モードでは初期のリリースは速く、その後緩やかなカーブを持ちドラム等のトランジェントのあるソースに対して最適です。

さらにリクリエイション・モデルとしてオリジナル2種のリカバリーモードに加え”TRIPLE”と6段階のリリースタイムを新たに備えより柔軟なセッティングが可能になっています。

動画では入出力ノブの位置に大きな差がありますが、これは新しいRETRO STA-LEVELが現代の機器間で接続した場合でもマッチしやすい様に入力感度が調整されているためですが、比較時には同様の効果になる様テストトーンで調整をしています。

結論から申し上げるとRETRO STA-LEVELの再現度は非常に高く、オリジナルGATES STA-LEVELとLRを振った場合でも予想以上に差は大きくなく、確かにRETRO社の方が音は前に張り明瞭度が高く、オリジナルGATES社はより弾力があり音像の広さも感じますが、それは単純に良い悪いという評価にはならず、ちょうど10年程前にNEVEのリプロダクションが各メーカーから一斉に開発され、そしてオリジナルと比較してがっかりした事を思い出せば今回のRETRO STA-LEVELの比較結果は(私はオリジナルGATESのファンでもあるため)予想以上の好結果に少し戸惑う程でした。

特に”SINGLE””DOUBLE”ともにリカバリータイムを最遅の設定ではリリースの振る舞いもオリジナルとほぼ同じでこの状態ではリクリエイション、オリジナルの比較は難しく個体差による好みに近い印象です。

ただし、新しい機能の”TRIPLE”と6種類のリカバリータイム時ではリリースが速くなるため入力レベル次第ではオリジナルには無い歪み方を仕始め、またオリジナルからは受けない印象の歪み方のため違和感に近い差を感じました。

しかしオリジナルには無い機能なのですから当然と言えばその通りでむしろ機能の選択肢が増えた事は歓迎するべきなのでしょう。

他に気になるところと言えばメーターがオリジナルの方が断然に格好が良いという程に中身の完成度は高いRETRO INSTRUMENTS社のSTA-LEVELはオリジナルGATES STA-LEVELを所有する私でも心揺さぶられるおすすめの一台です。

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